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九州国立博物館

出張で大宰府に行きました。
目的は去年開館したばかりの「九州国立博物館」。
当日の天気はあいにくの雨。
でも個人的には雨の博物館って雰囲気があって好きだけど。

5せっかくの全面ガラス張りの外観もこんな感じに。
天気が良い日は裏手の山が透けて見えるよう設計されていて、鳥たちが間違えてガラスに飛び込んでくるのもしばしばだとか。
とても周囲の風景に溶け込んでいます。

「開館当初は入館できないほどの人気で、長時間お待たせすることも多く心苦しい日々が続きました」とは館内を案内してくれた係員さんの弁。
この日は平日。雨降りということもあって、多すぎず少なすぎない人込みでした。
修学旅行生も多く見学に訪れていました。

43館内の雰囲気はいい。天井の梁は木で組まれていて、外観のガラス張りとは対照的な温もりを感じさせる作りに。
1階は入場料が不要で、いつでも誰でも入館することができるそう。
「あじっぱ」という子どものための展示室もあり、楽しい仕掛け満載で飽きさせない努力が見える。

私は団体での視察だったため、まずは研修を受け、普段は入ることができないバックヤード(収蔵室)を見学させてもらってからいよいよ自由行動。

23階特別展示は「中国-美の十字路」
すごく良かったです。でもここで説明してはいけない気がする…
興味がある人には絶対自分の目で見てほしい。

国立博物館なんて堅苦しくてつまらない所だと高をくくっていた私。
あぁ…またおバカぶりが露呈だわ(汗)

時間がいくらあっても足りないくらい見応えのある内容でした。
つまらない所だなんてとーんでもない!
ひとつひとつの展示物の説明書きまで丁寧に読むと一日じゃ制覇出来ない充実ぶり。
一見の価値あり、です。

中でも私が最も心惹かれたのは、特別展示は言わずもがなだけどバックヤード見学で見せてもらった巻物の復元作業と、なぜか4階で見た土偶(なんで土偶?!)。

巻物の紙を再現するだけでも10年はかかるらしく、日本人にしかできない繊細で緻密な作業だということが良く分かる。
紙の質を分析・研究し全く同じ紙質のものを作り、さらに全く同じ場所に虫食いを作り…と気絶しそうなほど遠い道のり。

今だけを考えると「これに何の意味があるの?」と思いたくなるけど、日本の歴史が続く限り、復元した文献が歴史を語っていくのだと思うとあながち馬鹿にはできない、と思ってしまう。

これからも国立博物館だからこそできる規模と予算を駆使して、ぜひとも意義のある活動をしてほしいものです。
そして見に来る人に貴重な経験を与えてほしい。

余談:
4階で私を釘付けにした土偶だけど。
私の前世はこの時代の人?と思わずにはいられないほど、目を奪われてしまう。

一緒に展示してある埴輪には目もくれないのに、なぜ土偶にだけ?
未だもって謎なんだなぁ…

この記事を読んで行ってみたくなった方はぜひホームページへ


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